
【この記事はこんな方に向けて書いています】
・これからIT分野にチャレンジしたい未経験の社会人・学生
・文系出身だけど、キャリアチェンジでITスキルを身につけたい方
・IT分野の“最初の一歩”を明確に知りたい方
「ITってよく聞くけど、具体的に何から手をつければいいの?」――そんな疑問を抱える人、多いですよね。実際、経済産業省の予測では2030年までにIT人材が約79万人不足するといわれており、その需要はうなぎ上り 経済産業省「IT人材需給に関する調査」2021年。でも、未経験から一体どこを目指せばいいのか、何を学べばいいのかがわからず、二の足を踏んでしまう人も少なくありません。
そこでこの記事では、IT初心者が“最初にやるべき5ステップ”をカジュアルに解説します。この記事を読み終わるころには、「自分はこの順番で学ぼう!」というロードマップが頭にスッと浮かぶはずです。
1.まずはパソコンの基本操作から
ITの世界に飛び込む前提としてマストなのが、パソコン操作の基礎力。意外に見落としがちですが、ファイルの保存・フォルダ管理、ショートカットキー、ブラウザの使い方など、これができないと学習効率がガタ落ちします。
- 具体的な学習内容
- WindowsやMacのOS操作(ファイル管理、設定変更)
- Excel・Wordの基本操作(表計算、文書作成)
- ショートカットキー(Ctrl+C、Ctrl+V、Alt+Tabなど)
- ブラウザのデベロッパーツール基礎
- WindowsやMacのOS操作(ファイル管理、設定変更)
- おすすめ教材
- UDEMYの「初心者向けパソコン基礎講座」
- YouTube「パソコン基礎」検索動画
- UDEMYの「初心者向けパソコン基礎講座」
この段階で3~5時間程度の学習をこなし、日常的にパソコンを使う習慣をつけましょう。
2.“ITの全体地図”をざっくり頭に入れる
ITと一言で言っても、Web開発、アプリ開発、ネットワーク、インフラ、データ分析、AIなど幅が広いです。まずは大まかな業界マップを押さえ、自分がどの分野に興味を持てそうかを見つけましょう。
- 主要分野一覧と特徴
- Web開発:HTML/CSS/JavaScriptを使ってサイトやサービスを作る。初学者の参入障壁が比較的低い。
- アプリ開発:iOS(Swift)、Android(Kotlin)アプリを開発。環境構築がややハードル高め。
- インフラ/ネットワーク:サーバー構築、クラウド(AWS/Azure/GCP)の運用。資格(AWS認定など)がキャリアに直結。
- データ分析/AI:Python、Rでデータ解析や機械学習モデルを構築。需要急増中で年収アップを狙いやすい。
- セキュリティ:情報セキュリティの仕組み設計/監査/運用。未経験から入るにはCISSPなど資格取得が有利。
- Web開発:HTML/CSS/JavaScriptを使ってサイトやサービスを作る。初学者の参入障壁が比較的低い。
- 業界マップ入手先
- IPA(情報処理推進機構)のIT人材白書
- Biz/Zineなどの特集記事
- IPA(情報処理推進機構)のIT人材白書
この段階で1~2時間かけてグラフや図解を眺め、自分の「好きなキーワード」を探してください。
3.最初に学ぶプログラミング言語を選ぶ
興味のある分野がざっくり決まったら、具体的な言語や技術の学習に入ります。初心者におすすめの言語は以下の通り。
- Web開発なら:JavaScript+HTML/CSS
- Web制作も動くWebアプリも、この3つが最強のセット。入門コースが豊富で、最短1週間で静的サイトが作れます。
- Web制作も動くWebアプリも、この3つが最強のセット。入門コースが豊富で、最短1週間で静的サイトが作れます。
- アプリ開発なら:Kotlin(Android) or Swift(iOS)
- 公式ドキュメントやUdemy講座が充実。エミュレーターで手軽に動作確認できるのも◎。
- 公式ドキュメントやUdemy講座が充実。エミュレーターで手軽に動作確認できるのも◎。
- データ分析なら:Python
- ライブラリ(pandas、scikit-learn)が豊富。チュートリアルも多く、データサイエンス初心者に最適。
- ライブラリ(pandas、scikit-learn)が豊富。チュートリアルも多く、データサイエンス初心者に最適。
- インフラなら:Bash+AWS基礎
- コマンドライン操作に慣れたら、AWSの無料枠でクラウド構築を試せます。資格学習とセットで効率アップ。
- コマンドライン操作に慣れたら、AWSの無料枠でクラウド構築を試せます。資格学習とセットで効率アップ。
- セキュリティなら:Python+基本的なネットワーク知識
- スクリプトで自動化しつつ、TCP/IPやファイアウォールの原理を学ぶと相乗効果あり。
- スクリプトで自動化しつつ、TCP/IPやファイアウォールの原理を学ぶと相乗効果あり。
言語学習は、まず簡単なチュートリアルを1つ完走し、「Hello, World!」だけでなく、実際に小さな機能を動かす体験を重視してください。3か月程度で基礎固めを目指しましょう。
4.ポートフォリオを作って「成果物」を公開する
IT学習で最も大切なのは「手を動かすこと」。学んだだけで終わらず、小さくても良いのでプロジェクトを自分で作ってみましょう。
- ポートフォリオの例
- Webサイト:プロフィールサイトやToDoアプリ
- モバイルアプリ:天気予報アプリや簡易メモアプリ
- データ分析:Kaggleデータで可視化ダッシュボード
- クラウド:AWSでWordPressを構築
- Webサイト:プロフィールサイトやToDoアプリ
- 公開先
- GitHub:コード共有&プルリクエスト体験
- Qiita:技術ブログとして解説記事を書く
- note:学習ログや学んだポイントをまとめる
- GitHub:コード共有&プルリクエスト体験
求人票には「実務経験○年以上」と書かれることが多いですが、実際は「これを独学で作れた」という証明があれば未経験でもポテンシャル採用につながります。ここが最も「ITキャリア化」を加速させるポイントです。
5.コミュニティや勉強会に参加してネットワークを広げる
ITは孤独な学習になりがち。モチベーション維持や最新情報のキャッチアップには、コミュニティ参加が効果的です。
- おすすめコミュニティ
- connpassやDoorkeeperで「初心者向け○○勉強会」を検索
- Facebookグループ「女性エンジニア交流会」「Python初心者」
- オンラインサロン(tech boost、CodeCampなど)
- connpassやDoorkeeperで「初心者向け○○勉強会」を検索
- 参加メリット
- わからないところを即質問できる
- 同じ目標の仲間と励まし合える
- イベントで企業採用担当と接点が持てる
- わからないところを即質問できる
実際、転職決定者の約45%が「コミュニティ経由」で求人情報を得たという調査結果もあります Webエンジニア求人動向2022。
まとめ:IT初心者が最速で成長するロードマップ
- パソコン基本操作(1週間)
- IT全体地図の理解(1~2日)
- プログラミング言語選定&学習(1~3か月)
- ポートフォリオ作成&公開(1か月)
- コミュニティ参加&自己ブランディング(継続)
これらを実行すれば、未経験から3~6か月で「ITを使える人」になり、転職や副業で年収アップも十分狙えます。まずは最初の一歩、パソコンの基礎から始めてみましょう!
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