【意外とリアル!高卒エンジニアの年収と生活費を徹底解剖】

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【この記事はこんな方に向けて書いています】
・高卒からITエンジニアを目指そうとしている方
・学歴にとらわれずキャリアを築きたい社会人・学生
・ITエンジニアとして働いたらどれくらい稼げて、生活はどう変わるのか知りたい方

「高卒でもエンジニアに転身できるって聞くけど、実際どれくらいもらえて、生活は回るの?」という疑問、気になりますよね。今回は最新の公的データや業界調査をもとに、高卒エンジニアの“リアル年収”と“ワンルーム生活費”を徹底解説します。


1.高卒エンジニアの平均年収はいくら?

厚生労働省「賃金構造基本統計調査2023年版」によると、学歴別・情報通信業の平均年収は以下の通りでした。

  • 高卒(情報通信業全体):約281.9万円
  • 大卒(情報通信業全体):約381.2万円

一方、ITエンジニア職にフォーカスすると、DODA「ITエンジニア年収ガイド2024」では、エンジニア全体の平均年収は約462万円と報告されています。学歴不問求人も多いので、高卒でもその平均に近い水準を目指せるチャンスがあるのが特徴です。

さらに、「高卒エンジニア」の口コミ調査を参照すると、経験2~3年目で年収350万~420万円、5年目以降で400万~500万円のレンジに入るケースが多いようです。


2.年齢・経験別に見るリアルなレンジ

20代前半(1~3年目)

  • 初任給:月給20~22万円(年収240万~264万円)
  • 3年目:月給23~25万円(年収276万~300万円)

初期は学習コストが大きいものの、未経験採用枠で入社すれば、OJTとオンライン研修で約2年目から実務に貢献し、報酬アップにつながります。

20代後半~30代前半(4~7年目)

  • 年収レンジ:320万~420万円
  • ポイント:実力主義の企業ではプロジェクトリーダー補佐やマネジメント業務に挑戦し、昇給チャンス到来

30代後半以降(8年目以上)

  • 年収レンジ:400万~550万円
  • ポイント:専門性を極めたり、クラウド/セキュリティなど希少スキルを磨くと、さらにプラス100万円超えも可能

3.リアルな生活費――単身エンジニアの家計モデル

総務省「家計調査(家計収支編)2023年」では、単身勤労者世帯の月間消費支出は167,620円と報告されています。このうち家賃を除く生活費平均は143,822円とされ、別途家賃が加わります。

  • 家賃:平均約58,000円(全国単身民営借家平均)
  • 食費:約42,000円
  • 光熱・水道:約13,000円
  • 通信・交通:約21,000円
  • 娯楽・交際:約18,000円
  • その他(日用品・医療など):約29,000円

以上を合計すると、月約201,822円が生活コストの目安になります。


4.年収から手取り・可処分所得をシミュレーション

年収300万円の場合(月収約25万円×12):

  • 手取り月収:約21万円(社会保険&税引後)
  • 年間手取り:252万円
  • 年間可処分所得:252万円-(家計支出約242万円)=約10万円の貯蓄余力

年収400万円の場合(月収約33.3万円×12):

  • 手取り月収:約27.5万円
  • 年間手取り:330万円
  • 年間可処分所得:330万円-(家計支出約242万円)=約88万円の貯蓄余力

年収500万円の場合(月収約41.6万円×12):

  • 手取り月収:約34.5万円
  • 年間手取り:414万円
  • 年間可処分所得:414万円-(家計支出約242万円)=約172万円の貯蓄余力

5.高卒エンジニアが年収アップ&生活改善する3つのポイント

  1. 専門スキルを磨く
    • Python、AWS、セキュリティなど需要が高い言語・技術へシフトすると、求人倍率が上がり報酬もアップ傾向です。
  2. 副業やフリーランスで案件に挑戦
    • クラウドソーシングで月5万~10万円の副収入が狙えます。実績をポートフォリオ化すると転職時の交渉材料にも。
  3. 生活コストの見直し
    • 固定費(通信・サブスク)の削減、自炊の徹底、光熱費プランの最適化で月1~2万円の節約を。年額で20~24万円の余裕が生まれます。

まとめ

  • 高卒エンジニアの平均年収は情報通信業全体で約282万円、エンジニア職では300万~400万円を目指せる。
  • 単身エンジニアの生活費は家賃込みで月約202,000円、年換算で約242万円。
  • 年収別シミュレーションでは年収400万円で約88万円、年収500万円で約172万円の年間貯蓄余力が期待できる。
  • 年収アップ戦略としては、専門スキル強化、副業・フリーランス参入、生活コスト最適化の3本柱がおすすめ。

高卒からエンジニアを目指して手に入るのは、学歴以上の“実力”と“キャリアの柔軟性”。この記事を参考に、自分らしい働き方と生活設計を描いてみてくださいね!

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