
【この記事はこんな方に向けて書いています】
・PCが手元にないけど思い立ったらすぐアプリ開発を試したい方
・ノートパソコンを開かずに出先でモバイルプロトタイプを作りたい企画担当者
・業務のスキマ時間でスマホだけ使ってコードを書きたいエンジニア
「PCなしでもアプリ作れるの?」と思うかもしれませんが、今やスマホ1台で開発~デプロイまで完結できる時代です。実際、モバイル専用ツールを活用すると、開発スピードは平均30%向上すると言われます 。この記事ではスマホだけでできるモバイル開発術を、環境構築、コーディング、デザイン、テスト、デプロイの6ステップで深掘りします!出先でのアイデア実証やプロトタイピングにぜひ役立ててくださいね。
1.環境構築はアプリだけでOK
まずはスマホに必要な開発アプリをインストール。
- コードエディタ:Kodex(iOS)/DroidEdit(Android)
- ターミナル:Termux(Android)
- バージョン管理:Working Copy(iOS)/MGit(Android)
- クラウドIDE:GitHub Codespaces(ブラウザ)、Gitpod
KodexやDroidEditはシンタックスハイライトと簡易Git連携が搭載され、入力補助も充分。TermuxはLinux環境でnpmやpipが動き、ローカルでReact Native CLIも試せます。
2.コーディングはオンラインIDE+ローカルエディタでハイブリッド
ネット環境があるならGitpodやCodespacesをブラウザで起動し、スマホSafari/Chromeで直接編集。
- メリット:PC同様のVSCode拡張が使える
- デメリット:回線が遅いとレスポンスが落ちる
回線不安定なら、Termux上でvimやnano、あるいはKodexでローカルにファイルを置き、Working Copy経由でGitプッシュ。
- 実例:React NativeプロジェクトをGitpodで編集、変更をプッシュ→Expo Goで即プレビュー(スピード:コード変更から反映まで平均3秒)
3.React Native/Flutterのモバイルプレビュー活用
スマホだけでプレビューするのが鍵。
- React Native+Expo
- Expo CLIをGitpod/Termuxでインストール(npm install -g expo-cli)
- 新規プロジェクト作成(expo init myapp)
- GitpodのURL/QRコードをExpo Goアプリで読み込み → リロードで即反映
- Expo CLIをGitpod/Termuxでインストール(npm install -g expo-cli)
- Flutter+DartPad
- DartPadのスマホ対応サイトにアクセス
- コード編集 → Runボタンでプレビュー
- Widgetツリーやレイアウト調整もWebで完結
- DartPadのスマホ対応サイトにアクセス
Expoならネイティブ機能(カメラ、プッシュ通知)もプラグイン追加でテスト可能。DartPadは依存管理不要で100ライン以下のミニアプリ作成に最適です。
4.デザインはFigma+スマホプラグインでプロトタイプ
Figmaモバイルアプリでワイヤーフレームを作成し、スマホ上でタップ・スクロールを実演。
- 機能:
- プロトタイプリンクのシェア(Slack、メール)
- コメント機能でフィードバック集約
- バージョン履歴管理
- プロトタイプリンクのシェア(Slack、メール)
- 数値データ:Figma導入企業のうち、プロトタイピング時間が平均40%短縮された例もあります 。
5.テストはGitHub Actions+Termuxで自動化
GitHubリポジトリにプッシュ→Actionsでテスト実行、結果はスマホ通知。
yaml
コピーする編集する
name: CI
on: [push]
jobs:
test:
runs-on: ubuntu-latest
steps:
– uses: actions/checkout@v2
– name: Setup Node
uses: actions/setup-node@v2
with:
node-version: ’16’
– run: npm ci
– run: npm test
必要ならTermuxで手動テストも。npm testやflutter testを実行し、ログを確認できます。
6.デプロイはFastlane+API連携で一発
アプリストア申請もスマホでOK。
- Fastlane:Termuxでインストール(gem install fastlane)
- 設定:fastlane initでApp Store Connect/Google Playと連携
- 実行:fastlane ios beta/android betaでベータ配布
- 数値データ:Fastlane導入後、デプロイ作業時間が90分→15分に▲75%削減 。
最後に:モバイル開発術のポイント3つ
- モバイルネイティブツールは使い分け:Expo+React NativeとDartPad+Flutterで役割分担して高速開発
- クラウドIDEも併用:回線安定時はVSCode拡張、オフライン時はTermux/Kodexで開発継続
- 自動化で工数を半減:GitHub Actions+Fastlaneでテストからデプロイまでスマホで完結
この記事の手順を踏めば、ノートPC不要で思い立ったらスマホ1台でその場開発!アイデアを逃さず形にし、ビジネスチャンスをモバイルだけで掴んでくださいね!
コメント