
【この記事はこんな方に向けて書いています】
・法人営業で新規アポ獲得に苦戦している営業パーソン
・コールトークをブラッシュアップしたい営業マネージャー
・限られたコール数で最大限の成果を出したいビジネスパーソン
「毎日50件コールしてもアポが数件しか取れない…」そんな悩みはありませんか?一般的な新規開拓電話の平均アポ率は約5~7%と言われていますが、ある企業がトークスクリプトを改善したところ、150本のコールで27件のアポ、アポ率18%を達成!今回はその秘密のトーク構造と、具体的な3ステップを徹底解説します。
1.まずはアポ率データから見る改善余地
- 平均的なアポ率:5~7%
- 改善後のアポ率:18%(150本で27件アポ)
- アポ率3倍超を達成した要因は「スクリプトの再設計」と「トークの練り込み」。
2.成功のカギは「パーソナライズ+ベネフィット訴求」
2-1.パーソナライズ:冒頭30秒で信頼を獲得
- 失敗例:「お忙しいところすみません。株式会社〇〇の山田です…」
→画一的すぎて「またか」という印象 - 改善例:「御社の最近のプレスリリースを拝見しまして、□□様の新プロジェクトに興味を持ちご連絡しました。〇〇の△△が□□に役立つと考えています」
→相手企業名+担当プロジェクト名を盛り込み、30秒で「私はあなたのことを調べた」アピール。
2-2.ベネフィット訴求:数字で示す
- 改善前:「ウチのサービスは便利ですよ」
- 改善後:「弊社導入企業では、月間□□業務を25%削減し、年間で約120万円のコストダウンを実現しています」
→具体的数字・事例を入れることで、耳を傾けてもらいやすくなります。
3.アポ獲得までの3ステップ設計
ステップ1:ヒアリング×共感フェーズ(1分)
- 「御社では□□の業務、どのように実施されていますか?」
- 相手の課題を100%オウム返しで確認
- 「それ、大変ですよね」と共感
ポイント:相手が口にした課題を自分の言葉で返し、信頼感を醸成。
ステップ2:価値提案フェーズ(1分)
- 自社製品・サービスで解決できる“キーフィーチャー”を提示
- 「実際に○○社では、導入後30日で△△%の改善が見られました」などの成功事例
- 「□□様の場合も同じアプローチで□□%の削減が可能と考えています」
ポイント:相手の課題にマッチしたメリットを、具体的数値で示す。
ステップ3:クロージング×アポ依頼(30秒)
- 「一度詳細をご説明するお時間をいただきたいのですが、来週火曜か木曜でご都合いかがでしょうか?」
- OKなら日程確定、NGなら「ではご都合のよい日時は?」と代替案を提案
- 最後に必ず「ご都合いただきありがとうございます!」と感謝
ポイント:選択肢を2つ提示し、Yesを引き出しやすくします。
4.実際に使われたトークスクリプト全文例
「お忙しいところ恐れ入ります。株式会社ABCの佐藤と申します。御社の先月リリースされた◯◯サービスに注目し、△△の領域で貢献できるかと思いお電話しました。
※ヒアリング
『現在、**の部分で工数がかかっているとお聞きしましたが、具体的にはどのくらいでしょうか?』
『……週10時間ほど掛かっているということで、大変ですね』
※価値提案
『弊社のツールを導入されたDEF社様では、その作業時間を週10時間から3時間に短縮し、月間で約40万円の削減を実現しています』
※クロージング
『□□様にも同様の効果が見込めると思いますので、一度オンラインでデモをご覧いただけますか?来週火曜13時か木曜15時、どちらがご都合よろしいでしょう?』」
5.効果測定とPDCAサイクル
- コール数×アポ数をログ化し、週次・月次でアポ率をモニタリング
- トーク内容分析:会話録音やCRMのノートで、成功・失敗要因をタグ化
- トークブラッシュアップ:失敗事例の共通パターンを洗い出し、改善スクリプトを作成
- 再トライ:新スクリプトで再度150本コールし、18~20%アポ率を維持できるか検証
まとめ
- **平均アポ率5~7%の壁を18%**まで押し上げた秘訣は、「パーソナライズ×ベネフィット数値化×明確なクロージング」
- 3ステップ×150本で27件アポを獲得し、商談化率の向上・短期KPI達成につなげる
- トークは型を押さえたら、PDCAで磨き込みを継続することが最重要
この記事のポイントを参考に、ぜひ明日からのコールトークを改善してみてください!
コメント