コンサル=医者?「何してるか分からない」を卒業。仕事内容を超簡単な例えで説明

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【この記事はこんな方に向けて書いています】

  • 「コンサル」という言葉は聞くけど、何をしている人たちかよく知らない方
  • 就職活動でコンサル業界に興味を持ち始めた学生さん
  • コンサルタントと仕事をすることになったけど、彼らの思考法を知りたいビジネスパーソン
  • 難しい話は抜きにして、とにかくサクッと概要を掴みたい方

スーツをビシッと着こなし、PC片手に難しい言葉を並べる…。『コンサルタント』って、なんだかスゴそうだけど、結局、何をやっている人たちなのか、イマイチよく分からない。そんな風に思ったこと、ありませんか?

「パワポで綺麗な資料を作っているだけ?」「会議で偉そうなことを言っているだけ?」そんなイメージを持っている人も多いかもしれません。

この記事では、そんな“謎多き職業”コンサルタントの仕事内容を、たった3分で理解できるように、身近な「お医者さん」に例えて、日本一わかりやすく解説します。

なぜ彼らがあんなに高給なのか?企業はなぜ大金を払ってまで彼らを雇うのか?その本質的な理由が見えてくるはず。コンサルに対する見方が、ガラリと変わるかもしれませんよ。

ステップ1:会社の健康診断をする「問診・検査」

まず、コンサルタントがやることは、会社の「健康診断」です。

あなたがお腹が痛くて病院に行くと、お医者さんは「どこが痛みますか?」「いつからですか?」「何か悪いものでも食べましたか?」と色々質問しますよね。これがいわゆる「問診」です。

コンサルタントも同じです。クライアントである企業の社長や社員に、「今、どんなことで困っていますか?」「売上が下がっている原因は何だと思いますか?」と、徹底的にヒアリングを重ねます。

さらに、お医者さんがレントゲンを撮ったり、血液検査をしたりするように、コンサルタントも会社の財務データや販売記録、業務の流れなどを分析し、問題の原因を探ります。時には社員になりきって、一日業務を体験してみることだってあるんですよ。

ここでのポイントは、会社の人たちが「ここが問題だ」と思っていること(自覚症状)だけでなく、本人たちも気づいていない「病気の本当の原因」を探り出すこと。これがプロの腕の見せ所です。

ステップ2:治療方針を決める「診断・処方箋の作成」

健康診断の結果が出たら、次はお医者さんが「あなたの病名は〇〇です。治療法としては、手術と薬物療法があります」と、診断結果と治療方針を説明してくれますよね。

コンサルタントも、分析結果を元に「御社の課題の本質は、実は営業力不足ではなく、商品開発のスピードが遅いことです。解決策として、A案とB案が考えられます」というように、問題の核心と解決策を提示します。

この「診断結果」と「処方箋」をまとめたものが、コンサルタントの代名詞とも言える、あの分厚いパワーポイントの資料なのです。そこには、現状分析から具体的な解決策、実行した場合のスケジュール、そして「この治療を行えば、3年後には売上が20%アップします」といった効果予測まで、誰が見ても納得できるストーリーが、ロジカルに描かれています。

ステップ3:手術やリハビリに付き添う「治療・アフターケア」

処方箋を渡して「はい、おしまい」というお医者さんはいませんよね。必要であれば手術をしたり、リハビリの計画を立ててくれたりします。

コンサルタントも同じで、提案して終わりではありません。むしろ、ここからが本番です。

新しいシステムを導入するためのプロジェクトリーダーを務めたり(PMO)、新しい営業方法を社員に教えるための研修を行ったり、業務の無駄をなくすために現場の社員と一緒になってプロセスを見直したり…。まさに、手術やリハビリのように、会社が元気になるまで徹底的に伴走します。

ただし、一番大事なのは、コンサルタントはあくまで「外部の専門家」だということです。最終的に、病気を治し、健康な体を維持するのは患者さん自身ですよね。それと同じで、コンサルタントが去った後も、会社が自分たちの力で成長し続けられるように「自走できる仕組み」を作ること。そこまでが、本当のコンサルタントの仕事なのです。

もう、コンサルタントが何をしているか分からない、なんてことはありませんね。彼らは、企業の課題という“病気”を治す、頼れる「ビジネスのお医者さん」なのです。

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