【サイバー攻撃対策】あなたのWebサイト、丸裸かも?クラウドWAFで今すぐできるセキュリティ強化術

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【この記事はこんな方に向けて書いています】

  • 自社のWebサイトやWebサービスのセキュリティに不安を感じている方
  • 「WAF」という言葉は聞くけど、ファイアウォールとの違いがよく分からない方
  • 専門のセキュリティ人材がいなくても、手軽にサイバー攻撃対策を始めたいと考えている方
  • 個人情報漏洩などのインシデントで、会社の信用を失いたくないすべての経営者・担当者

あなたの会社のWebサイト。毎日たくさんの人が訪れてくれるのは嬉しいけれど、その裏で、悪意のある攻撃者もあなたのサイトを狙っているとしたら…ゾッとしませんか?

実際に、警察庁の発表でも、企業を狙ったサイバー攻撃の件数は年々増加しており、特にWebサイトの脆弱性を狙った攻撃は後を絶ちません。個人情報が漏洩すれば、企業の信用は失墜し、事業の継続すら危うくなる可能性があります。

そんな目に見えない脅威から、あなたの“お店”であるWebサイトを守ってくれる、屈強なセキュリティガード。それが「WAF(ワフ)」です。そして、その中でも特に「クラウドWAF」なら、専門家がいなくても、驚くほど手軽に、そして強力なセキュリティ対策を始められるのです。

この記事では、WAFの役割と、なぜクラウド型がおすすめなのかを、初心者にも分かりやすく解説します。

そもそもWAFって何?ファイアウォールとの違いは「警備員の守備範囲」

セキュリティ対策と聞くと、「ファイアウォール」を思い浮かべる方が多いかもしれません。WAFとファイアウォール、どちらも「壁」という言葉が付きますが、その役割、つまり警備員の“守備範囲”が全く違います。

ファイアウォールは、例えるなら「ビルの入り口を守る警備員」。怪しい人(許可されていない通信)が、そもそもビルの中に入ってこないかを見張るのが仕事です。しかし、一度ビルの中に入ってしまった人の動きまでは、細かく監視できません。

一方、WAF(Web Application Firewall)は、「お店の入り口に立つ、敏腕セキュリティガード」です。ビルの中に入ってきたお客さん(Webサイトへのアクセス)一人ひとりの言動を細かくチェックし、「万引き(個人情報を盗もうとする攻撃)」や「迷惑行為(サイトを改ざんしようとする攻撃)」をしようとする怪しい動きを、その場で見つけてブロックします。

つまり、ファイアウォールが通信全体を大まかに監視するのに対し、WAFはWebアプリケーションの「中身」まで見て、より巧妙な攻撃を防いでくれる専門家なのです。

なぜ「クラウドWAF」が中小企業に最適なのか?

WAFには、専用の機器を社内に設置する「アプライアンス型」などもありますが、今、主流となっているのが「クラウドWAF」です。特に、専任のセキュリティ担当者を置くのが難しい中小企業にとっては、クラウドWAFが最適解と言えます。その理由は3つあります。

  1. 導入が圧倒的に楽で速い:高価な専用機器の購入や、複雑な設置作業は一切不要です。WebサイトのDNS設定を少し変更するだけで、最短1日で導入が完了します。
  2. 専門家いらずの自動運用:最新の攻撃パターン(シグネチャ)は、クラウドWAFの提供事業者が24時間365日、常に監視し、自動で更新してくれます。自社に専門家がいなくても、常に“最新の警備体制”を維持できるのです。
  3. 低コストで始められる:機器の購入費がかからず、月額数万円からのサブスクリプションモデルが主流です。初期投資を大幅に抑え、スモールスタートできるのが大きな魅力です。

クラウドWAFが防いでくれる、代表的なWeb攻撃

では、クラウドWAFは具体的にどんな危険から守ってくれるのでしょうか?代表的なものをいくつかご紹介します。

  • SQLインジェクション:不正な命令文を送りつけてデータベースを操り、顧客情報などの個人データをごっそり盗み出す攻撃。お店のレジ係を言葉巧みに騙して、売上金を根こそぎ奪うような手口です。
  • クロスサイトスクリプティング(XSS):Webサイトの脆弱性を利用して罠を仕掛け、サイトを訪れた他のユーザーの個人情報を盗んだり、偽サイトに誘導したりする攻撃。お店の掲示板に、お客さんを騙すための怪しいチラシを勝手に貼り付けていくようなものです。

これらの攻撃は、従来のファイアウォールでは防ぐことが困難ですが、WAFにとってはまさに専門分野。リアルタイムで検知し、ブロックしてくれます。

あなたの会社のWebサイトは、会社の“顔”であり、大切な“資産”です。その資産を、目に見えない脅威から守るための第一歩として、クラウドWAFの導入を検討してみてはいかがでしょうか。手遅れになる前に、今すぐ行動を起こしましょう。


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