【黙れ!】コンサルが垂れ流す無意味な英語略語の吐き気、もうウンザリだろ?

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「KGIがどうのこうの、KPIがどうのこうの、ASAPでコミットしろって、一体何を言ってるんだ!」「うちの会社にもコンサルが入ってきてから、会議が謎の略語だらけでサッパリ分からなくなった…」もしあなたが、そんな不満と苛立ちを抱えているなら、この話はあなたのためにあります。経営者、管理職、そしてコンサルタントの言葉に翻弄され、本質が見えなくなっているビジネスパーソン、全員に聞いていただきたい。私たちは今、無意味な略語の氾濫によって、日本のビジネスコミュニケーションがどれほど劣化しているか、その現実を突きつけられます。もう、いい加減にしろ。


コンサルがやたら使う英語略語の無意味さ:その吐き気、もう慣れたか?

コンサルタント、彼らは「専門家」を気取って、やたらと英語の略語を多用します。まるでそれが、彼らの知性を証明するかのようにな。KGI、KPI、PDCA、ASAP、RPA、BPR、ROI、EBITDA…聞くだけで頭が痛くなるような言葉の羅列。彼らはそれを、まるで最新のビジネスツールであるかのように、平気な顔で垂れ流す。しかし、冷静に考えてみてください。その略語、本当に必要ですか?本当に、その言葉でなければ伝わらない本質的な意味がありますか?

私は言いたい。多くのケースにおいて、彼らが使う英語略語は、無意味どころか有害である、と。彼らはその言葉で、自分たちの「専門性」を演出し、顧客を煙に巻き、そして何よりも、思考停止のツールとして使っている。この現状に、あなたはもう慣れてしまったのでしょうか?

無意味な英語略語がビジネスを蝕む3つの毒

1. 「分かったフリ」が蔓延する、最悪のコミュニケーション不全

まず一つ目の毒は、コミュニケーションの破壊です。コンサルが英語略語を連発する会議の場で、あなたは本当に全てを理解していますか?多くの人は、分からなくても「質問したら恥ずかしい」「自分が無知だと思われる」という恐怖から、「分かったフリ」をする。そして、その「分かったフリ」は、会議室の外でも蔓延していく。

結果、どうなるか。本質的な議論は行われず、表面的な合意形成ばかりが重視される。誰もが自分の理解度を偽り、互いの認識にズレが生じ、最終的にプロジェクトは迷走する。例えば、「ASAPでコミットしろ」と言われても、「できるだけ早く、全力を尽くします」という意味だと理解していても、その「ASAP」の具体的な期限や「コミット」の具体的な成果が曖昧なままでは、何も進まない。

総務省の「平成28年情報通信白書」によれば、企業における情報伝達の課題として、「情報が十分に伝わらない」という回答が約40%を占めています。コンサルが持ち込む無意味な略語は、このコミュニケーション不全に拍車をかけている。彼らは、分かりやすい日本語で説明する努力を怠り、煙幕を張ることで、自分たちの責任を曖昧にしているに過ぎない。この悪しき習慣が、どれほど多くの誤解と無駄な作業を生み出しているのか、あなたは計算したことがありますか?

2. 本質から目を背けさせる「思考停止」の甘い罠

二つ目の毒は、思考停止の誘発です。英語略語は、一見すると「専門的」「効率的」に見える。しかし、その実態は、本質的な思考を阻害する甘い罠です。

例えば、「KGI(Key Goal Indicator)」だの「KPI(Key Performance Indicator)」だのと言いますが、結局のところ、KGIは「最終的に目指す目標」であり、KPIは「その目標達成に向けた中間指標」に過ぎない。なぜわざわざ英語略語にする必要があるのか?「最終目標と中間目標を明確にしろ」と言えば済む話ではないのか?

彼らは、略語を使うことで、その言葉の背後にある「なぜ、それが必要なのか?」「どうすれば実現できるのか?」という深掘りされた思考を放棄させる。思考停止した人間は、ただ略語をインプットし、アウトプットするだけのロボットと化す。それでは、真の課題解決などできるはずがない。

「PDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルを回せ!」と叫ぶ彼ら。しかし、実際に彼らが回しているのは、形式的な会議と報告書作成のサイクルだけ。本質的な改善に繋がる「Check」や「Action」が抜け落ちているケースがどれほど多いことか。彼らは、略語を唱えることで、あたかも何かをしているかのような錯覚を与え、顧客の思考力を奪っていく。

3. 「専門性」の幻想を振り撒く、欺瞞のベール

三つ目の毒は、欺瞞的な「専門性」の演出です。コンサルタントは、わざと難しい言葉や横文字を使うことで、自分たちが特別な知識を持っているかのように見せかけます。それは、まるで魔法の呪文を唱えることで、素人を煙に巻く詐欺師と同じです。

彼らは「EBITDA(Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation, and Amortization)」などと得意げに語る。しかし、それがいかに企業価値を評価する上で重要な指標であるかを、本当に分かりやすく説明できますか?できない者が、ただ言葉だけを羅列しても、それはただの空虚な響きでしかない。

彼らの多くは、海外のビジネススクールや外資系企業で学んだ知識をそのまま持ち込み、それを日本企業に適用しようとする。しかし、日本の商慣習や文化、そして言葉のニュアンスを理解せず、ただ横文字を振りかざすのは、傲慢以外の何物でもない。

彼らは、「BPR(Business Process Re-engineering)」と高らかに宣言する。しかし、その実態は、現場を混乱させ、無駄なツール導入やシステム改修に多額の費用をかけさせるだけ、というケースが少なくない。彼らは、その「専門性」のベールの陰で、どれほどの無駄と混乱を生み出しているのか。彼らの目的は、本当に顧客の課題解決なのか、それとも自分たちのフィーを稼ぐことなのか。疑問を持たざるを得ない。

もう黙って聞いてるな!無意味な英語略語を撲滅する3つの鉄則

では、この無意味な英語略語の跋扈を止めるために、私たちは何をすべきか。受け身でいるだけでは、この現状は変わらない。あなた自身が、そしてあなたの組織が、変わらなければならない。

1. 「それ、どういう意味ですか?」と、臆せず質問しろ!

最も基本的な、しかし最も効果的な鉄則は、「分からない言葉は、その場で質問する」ことです。「恥ずかしい」という感情は、この際捨ててください。あなたが質問することで、会議室の空気が変わり、他の「分かったフリ」をしている人々も救われる。

  • KGIというのは、具体的に何を指しますか?私たちのビジネスにおける最終目標を、もう少し平易な言葉で説明していただけませんか?」
  • ASAPで、とおっしゃいましたが、具体的に何日の何時までに、どのようなアウトプットを求められているのでしょうか?」
  • ROIが重要だとのことですが、その算出基準や、具体的な投資対効果の目標値を教えていただけますか?」

このように、具体的に、そして堂々と質問するのです。本当に顧客の課題解決を考えているコンサルタントであれば、必ず分かりやすく説明する努力をするはずです。もし、説明を濁したり、専門用語をさらに重ねたりするようなら、そのコンサルタントは「無能」か「欺瞞的」であると判断して良い。彼らにとって、あなたの「無知」は都合の良い道具なのだから。

2. 「日本語で話せ!」と、明確に要求しろ!

二つ目の鉄則は、「日本語で話すことを明確に要求する」ことです。これは、決して「英語を排除しろ」という意味ではありません。必要であれば、英語を使うことも当然あるでしょう。しかし、それが単なる「雰囲気」や「専門性」の演出に過ぎないのであれば、断固として拒否すべきです。

「恐れ入りますが、その言葉をもう少し分かりやすい日本語に置き換えていただけますでしょうか。皆が共通認識を持てるようにしたいので。」

このように、丁寧だが毅然とした態度で要求するのです。会議の冒頭で、「この会議では、極力分かりやすい日本語で議論を進めたいと思います。もし不明な略語が出たら、その場で質問させていただきますので、ご協力をお願いします」と宣言するのも良いでしょう。

これは、あなたの会社の「文化」を変えるための重要な一歩です。分かりやすい言葉で議論し、本質的な課題に集中する文化を醸成する。それができれば、無意味な略語は自然と淘汰されていくはずです。

3. 「目的」と「成果」を常に問い質し、厳しく評価しろ!

最後の、そして最も重要な鉄則は、「コンサルの目的と成果を常に問い質し、厳しく評価する」ことです。彼らが使う略語がどれほど聞こえが良くても、その言葉が最終的に「何をもたらすのか」「どんな成果に繋がるのか」を明確にさせなければならない。

  • 「あなたが今提案しているDX(Digital Transformation)は、具体的に当社のどの課題を解決し、どのような数値的な成果をもたらすのですか?」
  • 「このM&A(Mergers and Acquisitions)戦略は、最終的に当社の企業価値をどれだけ向上させる見込みですか?その根拠となるデータは何ですか?」
  • 「このBPRによって、具体的にどれだけのコストが削減され、どれだけの生産性向上が見込まれるのですか?そのROIは?」

このように、彼らの提案が、単なる「言葉」で終わらないように、具体的な目的と成果、そしてその測定方法まで踏み込んで要求するのです。そして、その成果が達成されなければ、厳しく評価を下すべきです。

コンサルタントは、高額なフィーを取る「プロ」です。プロであるならば、顧客が理解できるように分かりやすく説明し、そして約束した成果を出すのが当然です。彼らの言葉のトリックに惑わされず、彼らを厳しく評価する目が、あなたには求められている。それができなければ、彼らはこれからも無意味な略語を垂れ流し続け、あなたの会社は彼らの食い物にされるだけです。

日本のビジネスコミュニケーションよ、目を覚ませ!

私たちは、グローバル化の波に乗り遅れてはならない。英語を学ぶことも、海外の最新ビジネス概念を取り入れることも重要です。しかし、それは「分かりやすく伝えること」を放棄して良い理由にはならない。

本当に価値ある知識や情報は、誰にでも理解できる言葉で語られるべきです。アインシュタインは「複雑なことを単純に説明できない者は、それを十分に理解していない」と言いました。これは、まさにコンサルタントに突きつけるべき言葉です。

無意味な英語略語の氾濫は、日本人のコミュニケーション能力の低下を招き、ひいては日本の国際競争力すら蝕む可能性がある。なぜなら、本質的な議論ができず、思考停止した組織からは、革新的なアイデアも、真の成長も生まれないからです。

今こそ、私たちはこの悪しき風習に終止符を打つべきです。コンサルの言葉のトリックに騙されず、自らの頭で考え、自らの言葉で語り、そして「本質」を見抜く力を養うべきです。

この現状を変えるのは、他ならぬあなたです。会議室で、そしてあなたの職場で、勇気を持って「それ、どういう意味ですか?」と問いかけてください。「日本語で話せ!」と要求してください。そして、彼らがもたらす「目的」と「成果」を、常に厳しく評価してください。

そうすれば、無意味な英語略語は姿を消し、真に価値ある議論が生まれ、日本のビジネスコミュニケーションは間違いなく活性化するでしょう。目を覚ませ!この現状に、もう黙って耐えているな!


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