
【この記事はこんな方に向けて書いています】
- 今のままで良いのか、キャリアに漠然と不安を感じているエンジニア
- 最近、技術のキャッチアップをサボり気味な方
- 「自分は大丈夫」と思っている、経験年数だけが長いエンジニア
- これからエンジニアを目指す上で、厳しい現実も知っておきたい人
おい、そこのエンジニア。胸に手を当てて正直に答えてほしい。 最後に本気で技術書を読み込んだのはいつだ?業務外でコードを書いたのは? 「仕事が忙しくて…」なんて言い訳は聞き飽きた。
IT業界は今、とんでもない速度で変化している。AIが人間顔負けのコードを生成し、世界中の優秀でハングリーなエンジニアが、信じられない低単価で日本の仕事を奪っていく。そんな時代に、「会社で言われたことだけやってます」なんていうエンジニアに、一体どんな価値があるっていうんだ?
これは俺個人の意見だ。甘い言葉や優しい慰めは一切ない。 だが、ここで目を背ければ、5年後、君の居場所はマジでなくなっているだろう。 市場から静かに“淘汰”される前に、残酷な真実と向き合う覚悟があるなら、この先を読み進めてほしい。
思考停止した「コード書きマシン」の末路
まず、一番に消えるのはこれだ。仕様書通りにコードを書くことしか能がない「コード書きマシン」。君の仕事は、本当に君じゃなきゃダメなのか?
ハッキリ言おう。その程度の作業なら、近いうちにAIに完全に代替される。もしくは、もっと人件費の安い海外のエンジニアに取って代わられる。それは確定した未来だ。
これからのエンジニアに求められるのは、「How(どう作るか)」じゃない。「Why(なぜ作るか)」と「What(何を作るか)」から考えられる能力だ。クライアントの曖昧な要望の奥にある本質的な課題は何か。その課題を解決するために、本当にこの機能は必要なのか。もっと優れたアーキテクチャや解決策はないのか。
ビジネスの文脈を理解せず、ただ手を動かすだけのエンジニアは、もはや“労働者”ですらない。ただの“部品”だ。部品はいつでも交換可能だということを肝に銘じろ。
「俺の時代は…」過去の栄光にすがる化石エンジニア
次に危ないのが、過去の成功体験に固執し、学びを止めたエンジニアだ。 「俺が若かった頃はCOBOLで基幹システムを…」「このフレームワークなら任せろ(10年前のバージョン)」 そんな話、誰が聞きたいんだ?
IT業界における技術の半減期は、一説には約5年と言われている。つまり、5年前に君が持っていた技術的価値は、今や半分になっているということだ。学び続けなければ、あっという間に時代遅れの「化石」になる。
技術トレンドは目まぐるしく変わる。クラウド、コンテナ、サーバーレス、AI…。すべてを完璧に追う必要はない。だが、世の中の大きな流れを理解し、自分のスキルセットを常にアップデートし続ける意識がないなら、エンジニアを名乗る資格はない。化石は博物館にでも行くべきだ。
技術力だけを信じる「裸の王様」
意外か?だが、これも事実だ。高い技術力を持っていても、コミュニケーション能力が壊滅的なエンジニアは、チーム開発が主流の現代ではただの“お荷物”だ。
- まともなドキュメントを残さず、自分がいなければ誰も触れないコードを書く
- コードレビューで相手の技術力をこき下ろし、人格否定まがいのコメントをする
- 非エンジニアのメンバーに専門用語を並べ立ててマウントを取る
こんなエンジニア、周りは迷惑しているぞ。君が天才的なアルゴリズムを思いついたとしても、それをチームに共有し、理解させ、プロダクトに組み込む力がなければ何の意味もない。
「技術力さえあればいい」というのは、コミュニケーションから逃げている人間の言い訳に過ぎない。技術力と協調性、この両輪があって初めてプロのエンジニアだ。それができないなら、一人でできる仕事でも探すんだな。
ここまで読んで、気分を害したかもしれない。だが、もし少しでも図星だと感じたなら、まだ間に合う。危機感こそが、自分を変える最高のガソリンだ。この記事を閉じた後、君が何をするかで未来は決まる。5年後の君を創るのは、今この瞬間の君だということを忘れるな。
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